テレビ局のスポーツ中継へのこだわりってどうなんだろう？
スポーツ中継と言えば、野球やＪリーグを連想する人は多いだろう。
4年に1度だけど、オリンピックやサーカーW杯もある。
野球やサッカーは海外で活躍する日本人スター選手も多く、注目度も高い。
スポーツ中継は、自国が強いこと又は日本人スター選手の存在があってこそ成り立つ。
逆に言うと、日本人のスター選手が不在の競技は人気が出ないし、視聴率が取れない。
マスコミは現金だな・・・と思ったのが、最近では平昌オリンピックだった。
モーグル男子で初の銅メダルを取った原選手に取材が殺到し、放送枠が一気に増えた。
平昌オリンピックまで無名だった原選手がテレビに担ぎ出されていたけど、春先には
話題にも挙がらない。
このモーグルの話はほんの一例だけど、同じようなことはよくある。
視聴率を取るために多くの視聴者が観るであろうコンテンツを放送するのは
商売だから仕方がない。当然それは理解できる。
しかし、放送するコンテンツにこだわりは持って欲しい・・・。
コメントしてるのは、ちょっと引いちゃうよな・・・
スポーツ観戦が好きなファンとしては・・・
スポーツ観戦が好きな視聴者の立場で言うといろいろなスポーツをテレビで観れることは嬉しい。
だけど、普通は1日中テレビなんて観ていられない。
ドラマや映画のように放送時間が分かる競技の方が観ていて疲れない。
もちろんスポーツはライブで観るのが一番ハラハラドキドキするし、それがスポーツ観戦の魅力だ。
それぞれ放送局が力を入れている競技はあるが、最近はBS放送やネット配信サービス等の有料放送の方が
コンテンツが豊富だから興味が湧いてくる。
テニス中継の魅力とは？
一つ目はテニスはサッカーや野球と違って個人競技だ。
団体競技はチーム一丸となって戦う姿をみるのが面白さでもある。
しかし、テニスのような個人競技は選手の性格や個性を好きになってファンになって
応援する一面がある。
テニスを観るようになって個人競技の楽しさが分かった。
テニスの試合を観ていると試合の流れが行ったり来たりする。
特にシングルスでは選手のその時の感情や性格や人間性が試合中に表れる。
それを観るのも楽しさだ。
2つ目は観戦マナーが他の競技と違うところ。
サッカーや野球等、多くのスポーツは選手がプレー中に大歓声で応援する。
鳴り物を使うことも多い。
しかし、テニスは選手がプレー中は黙って観戦することがマナーとなっている。
観客も解説者もアナウンサーもみんな黙っている。
この雰囲気が、更に選手の一挙手一投足にのめり込んで観戦することになる。
特に自分が応援する選手の試合だと、自分が緊張しながら観戦していることが
たくさんある。
これがテニス中継の魅力だろう。
テニスは試合時間が読み難いスポーツ
テニスの試合時間は、サッカーやバスケットボールのように試合時間が決まっている
スポーツと違って読み難い。
接戦になると試合時間が5時間を超えることもある。
試合を最初から最後まで観るなんてできないこともある。
しかし、自分の好きな選手の試合を観る時は、自分がプレーしている訳じゃないのに
試合が終わった後、自分が試合をしたような疲労感がある。
それだけ感情移入して観ているんだろう。
WOWOWはそれでもテニスにこだわる
テニスは放送時間が読めないスポーツ。
放送局の立場に立って考えると非常に厄介でやり難いコンテンツだと思う。
しかし、我々テニスファンとしてはテニス中継を観れる放送局に期待をしてしまう。
ここ数年は、錦織圭が活躍して、今年は大坂なおみ。
フェデラーやナダルも全盛期は過ぎたけど、まだまだ健在もう伝説の領域だ！
そんな彼らの活躍を放送するWOWOWにこだわりを感じる。
日本で唯一、グランドスラム全大会を放送する放送局でもある。