世界で一番華やかなテニスの大会
いよいよ8月27日（月）から9月10日（月）までの間、全米オープンが開催される。
全米オープンは、一番華やかなグランドスラムと言われている。
会場はニューヨーク。
センターコートは、2万人収容できる世界最大のテニススタジアムのアーサー・アッシュ・スタジアム。
上空に飛行機が飛んだり、花火を打ち上げたりと何かとド派手な印象の全米オープン。
まさに真夏のニューーヨークの祭典だ。
全米オープンのスケール
全米オープンのスケールの大きさには度肝を抜かれる。
中でも凄いのは全米オープンの賞金総額だ。
今年のウィンブルドンのシングルス優勝賞金額は307万ドル（3億4200万円）だった。
これに対して、全米オープンのシングルス優勝賞金は、380万ドル（4憶2300万円！？）
そして賞金総額は、なんと・・・5,300万ドル（なんと59億円！？）だそうだ。
これはグランドスラムの優勝賞金、賞金総額としては最高額だ。
こんなに貰えるなら・・・選手のモチベーションも最高に上がるだろう（笑）
全米オープン期待のプレイヤー
男子シングルスでは、2014年に決勝まで進んだ錦織圭がどんな活躍を見せるのか？
またウィンブルドンで完全復活したノバク・ジョコビッチ、前年覇者のラファエル・ナダル、
グランドスラム21回目の優勝を目指すロジャー・フェデラー。
そして、ケビン・アンダーソン、ファンマルティン・デルポトロ、地元アメリカの
ジョン・イズナー等のビッグサーバーはどんな活躍を見せるのか？
次世代の先頭を走るアレクサンダー・ズベレフとドミニク・ティームはどこまで勝ち進めるのか？
これだけのタレントが最高のパフォーマンスを見せてくれたら言うことはない。
試合時間の短縮
全米オープンは、他のグランドスラムと違いファイナルセットもタイブレークで決着する。
今年のウィンブルドンのような殺人的なマラソンマッチでプレイヤーが無駄に消耗することはなく、
観客も集中して観戦することができる。
そして、全米オープンではポイント間の時間を短縮するため、今年から全ての試合で25秒の
サーブ・クロックを採用することが決まった。
ポイントを取った後、サーブを打つまでの時間を25秒以内に次のサーブを打たないといけないのだ。
これを超えると反則という訳だ。
このルールにナダルは異を唱えているが、観戦する立場からすると試合時間の短縮は良いことだと思う。
テニスは終了時間が読みにくいスポーツなので、こういう努力は必要ではないかと思う。
譲らないビッグ４
今年のグランドスラムは、全豪がフェデラー、全仏がナダル、ウィンブルドンがジョコビッチが優勝した。
3大会ともビッグ４が独占している。
ここ10年のグランドスラムでの彼らの実績は素晴らしい。
これだけ長い間、活躍し続けることの大変さと言ったら言葉にできないだろう。
普通の人が想像できないような努力があるだろう。
過酷なツアーの転戦、練習、健康管理、食事管理、メンタルケア・・・etc
怪我から復活して、またトップに返り咲いたプレイヤー達。
10年間トップを維持しているモチベーションはどこから生まれるのか？
テニス選手というより、人として尊敬してしまう。
あとは、アンディ・マレーが復活すれば、またビッグ４が揃うことになる。
テニスはプレイヤーの生き様を見る楽しさ
テニスは、とくにシングルスはプレイヤーの生き様を見ることができる。
才能は豊かでトップクラスなのに、性格が優しくて勝負に徹することができないプレイヤー。
同じく才能は豊かではトップクラスなのに、態度が悪いため一流選手になり切れないプレイヤー。
そしてビッグ４のようにどんなに逆境に追い込まれても諦めず、自分を信じてここぞという場面で
最高のプレーを見せる超一流のプレイヤー。
試合を観ていると本当にいろいろな人達の生き様を感じることができて毎回感動する。
これもテニス観戦の楽しみの１つだろう。
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